"172 > 社会的認知カテゴリーと個人的認知が織り合わさって、社会秩序を生み出しているのである。こうした社会秩序の二重性を理解することは、社会ルールの進化プロセスを分析する際のカギとなる。方法論的個人主義も、ホーリズム(あるいは社会構造主義)も、どちらも社会を完全に語りつくせるものではない。
文化という形態で前世代の人々による影響をも部分的にうける一方、現世代の人々による将来についての予想もが重要な意味を持つという点で、次世代の人々による影響をも部分的に受ける。かくして制度的環境は、ともに創造・共有に加わっているすべての主体の拡延的認知を構成するとみなされよう。このように各主体は、認知的資源・内容を共同で拡延することにより、自己の肉体を超えた認知の地平を広げるのである。"
文化という形態で前世代の人々による影響をも部分的にうける一方、現世代の人々による将来についての予想もが重要な意味を持つという点で、次世代の人々による影響をも部分的に受ける。かくして制度的環境は、ともに創造・共有に加わっているすべての主体の拡延的認知を構成するとみなされよう。このように各主体は、認知的資源・内容を共同で拡延することにより、自己の肉体を超えた認知の地平を広げるのである。"
— コーポレーションの進化多様性 ―集合認知・ガバナンス・制度 についての石橋秀仁(zerobase)さんのレビュー - ブクログ