" さらに、近接性を重視するアナーキズムや、それを重要な源流の一つとするリバタリアニズムについて—或いはリバタリアニズムとは本来筋が違う帰結主義的なハイエクやミルトン・フリードマンについて—「市場原理主義だ」と名指す誤解もとけてきました。
大学教員レベルでは相変わらずフリードマンを市場原理主義だと教える人も多いけど、彼の本を読めば序文レベルですらそうは書いてない。実際は逆。むしろ教育と医療についてはふんだんな財政的支出が必要だと繰り返し言って来ているのです。
ただ彼が強調するのは、公共性の判断を誰がするのかという問題です。「たかが行政官僚如きに公共性を判断させていい訳がない。用途指定クーポン(バウチャー)とベーシックインカムを組み合わせ、市場での投票を通じて公共性を判断させよ」と言う。
これは少なくとも間接的には、市民というあり方(シチズンシップ)についての規範的議論です。日本ではまだ左翼による市場原理主義うんぬんの類の誤解が流布するけど、学生の間ではフリードマンの議論についての真摯な関心も高まっています。"
大学教員レベルでは相変わらずフリードマンを市場原理主義だと教える人も多いけど、彼の本を読めば序文レベルですらそうは書いてない。実際は逆。むしろ教育と医療についてはふんだんな財政的支出が必要だと繰り返し言って来ているのです。
ただ彼が強調するのは、公共性の判断を誰がするのかという問題です。「たかが行政官僚如きに公共性を判断させていい訳がない。用途指定クーポン(バウチャー)とベーシックインカムを組み合わせ、市場での投票を通じて公共性を判断させよ」と言う。
これは少なくとも間接的には、市民というあり方(シチズンシップ)についての規範的議論です。日本ではまだ左翼による市場原理主義うんぬんの類の誤解が流布するけど、学生の間ではフリードマンの議論についての真摯な関心も高まっています。"
— 今年の思潮を総括する座談会での宮台発言です - MIYADAI.com Blog